2016年6月18日土曜日

『政治のことよくわからないまま社会人になった人へ―ひとめでわかる図解入り 政治のことよくわからないまま社会人になった人へ―ひとめでわかる図解入り』の読書感想

参議院選挙が近づいているということで、少し勉強してみた。



政治のことよくわからないまま社会人になった人へ―ひとめでわかる図解入り
政治のことよくわからないまま社会人になった人へ―ひとめでわかる図解入り



政治は「まつりごと」と読むけど、これはむかしは祭政一致、政教一致だった名残。

そもそも政治とは、「まつりごと」です。政治の「政」は「まつりごと」とも読めますね。王様がその国の人民をどう治めていくかということが「まつりごと」です。

日本書紀によれば、孝徳天皇が蘇我石川麻呂に天下の治め方を諮問したところ、


庚辰、蘇我石川麻呂大臣奏曰、先以祭鎭神祗、然後應議政事。

と答えたらしい。

(参考)日本書紀全文
http://www.seisaku.bz/shoki_index.html


そんな「まつりごと」は、もともとは王様が全部やっていた。独裁政治。


政治は「王様ありき」で始まりました。  国王や皇帝の仕事は、それぞれが治める国の民を満足させ、反乱を起こさせないようにすること。あるいはちゃんと働いて、税金を納めるようにさせ、その税金によって、国を運営していくこと。そういった民衆の統治や国の運営など、王様の仕事のことを「まつりごと」と表現しました。それが「政治」という言葉の意味です。  王様、国王、皇帝、独裁者が、その国をどう治めていくか方針を決めたり、方策を立てたりする、それが、そもそも「政策」だったのです。  過去には、一六四九年のイギリスの清教徒革命やフランス革命(一七八九~九九年)など、革命によって王様や皇帝を引きずり下ろし、支配者層の国家権力を奪うという社会の変革もありました。その中でも、イギリスの革命は、王様の権威はそのまま残し、権力だけを王様から国民に移して国民の代表が治めていきましょうという変革でした。国民の代表が国を治める場合も、そのまま「政治」という言葉が使われ、いまに至るというわけです
 だんだん、昔世界史で勉強した記憶が蘇ってきた。血を流さずに革命を完了したから名誉革命1688年とか覚えた記憶。

民主主義を英語でいうと「デモクラシー」です。この語源は、ギリシャ語のデモス(民衆)とクラティア(支配)を合わせた、デモクラティアから来ているといわれます。  英語でも日本語でも、「民主主義」とは、民衆による国の支配、つまり国民主権を基本とする政治のしくみです。または、それを目指す思想や運動が民主主義だといえます。もっと簡単にいえば、ものごとを決定するときにすべての国民がその決定に参加するという考え方です。あなた(民)が主人公というしくみです。  民主主義の歴史を振り返りましょう。民主主義の始まりは、古代ギリシャの都市国家アテネだったといわれています。紀元前五世紀、アテネでは、奴隷や女性、外国人などを除く一八歳以上のすべての市民が直接政治に参加していました。エクレシアと呼ばれる会議に市民全員が参加して話し合い、政治を行っていたのです。  しかし、市民全員ですべてを話し合うのはさすがに大変だということになり、やがてクジや選挙でリーダーを選び、リーダーが方針を決めて会議に提出し、市民全員の多数決によってものごとを決定するようになりました。  一七世紀から一八世紀頃になると、イギリスの革命やフランス革命などのように、王や貴族が支配する封建制度を倒すため、ヨーロッパ各地で市民革命が起こりました。そのとき革命を起こす基礎となった考え方が「民主主義」です。この考えを提唱していたのが、イギリスのロックやフランスのルソーという思想家です

以前(高校生くらいのとき?)foreign affairsの記事でBenevolent dictatorshipについての記事を読んで、これけっこういいんじゃないのと思ったことがあるけれど、どうだろう。いま思えば、非道な独裁政治が横行するリスクのほうが、民主主義のコスト(衆愚政治に陥るリスク)よりはるかに大きいんじゃないのと感じるかな。

国の政治ではなく、企業統治でいうと、benevolent dictatorが理想かなとは思う。いかにしてbenevolentさを維持するかが課題。

さて参議院選挙。こんな便利なサイトが。

http://go2senkyo.com/sangiin


参議院選挙の仕組みは、

https://www.jimin.jp/election/results/sen_san22/sansen_shikumi/

242議席のうち、半分が3年ごとに改選。2016年は、6/22公示、7/10投票。
改選議席121議席のうち、146が選挙区、96が比例。比例は非拘束名簿式。非拘束名簿式とは、個人名での投票が多い人から当選するということ。



ちなみに、衆議院選挙は、0増5減したので2012年衆議院選挙の480議席から、2014年衆議院選挙では、475議席に減った。減ったのは、福井、山梨、徳島、高知、佐賀の5区。一票の格差は2.43倍から1.998まで縮小されることが見込まれたが、wikipediaによれば、実際は2.129倍

一票の格差格差の上下ランキングをみると、地方の声が強くなりがちで、都市部のほうが声が届きにくいようだ。地方創生の観点から望ましのでは?・・・というのは冗談。

ちなみに野田前首相が「近いうち解散」を最終決断した安倍総裁との党首討論では「定数削減をする」ことを約束にしていた。一票の格差の0増5減はやったが、それでは足りないということで、野田前首相はかなり怒っている

ちなみにちなみに、475議席のうち、小選挙区は275議席。あと180議席は比例。
https://www.jimin.jp/election/results/sen_syu45/shikumi/
比例代表はドント方式。名簿は、各政党が用意。するけれど、参議院選挙が非拘束名簿式なのに対して、衆議院選挙は拘束名簿式。たとえば2014年の衆議院選挙の近畿ブロックは、こんな感じ。同一順位なら、惜敗率次第なので、重複立候補してても、頑張らないといけない。


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