2015年1月29日木曜日

『ザ・ゴール コミック版』の読書感想

ザ・ゴール コミック版
ザ・ゴール コミック版


小説版よりはるかに短時間で読めて、エッセンスはちゃんと詰まっている。大変おもしろい。あらためて勉強になった。

実務上は、下記のステップを踏み続けることで、カイゼン活動が進行していくんだと思う。

ステップ1
制約(ボトルネック)を見つける

ステップ2
制約をどう徹底活用するか決める

ステップ3
ほかのすべてをステップ2の決定に従わせる

ステップ4
制約の能力を高める

ステップ5
ここまでのステップで制約が解消したら、ステップ1に戻る


2015年1月18日日曜日

『トマ・ピケティ『21世紀の資本論』を30分で理解する!―週刊東洋経済eビジネス新書No.76 [Kindle版]』の読書感想

トマ・ピケティ『21世紀の資本論』を30分で理解する!―週刊東洋経済eビジネス新書No.76
トマ・ピケティ『21世紀の資本論』を30分で理解する!―週刊東洋経済eビジネス新書No.76

原著を読む時間がないので、かわりに読んでみた。


ピケティの主張を要約すると


(1)資本収益率(R)>経済成長率(G)なので、金持ちはより金持ちになる。だから、不平等は拡大する。
(2)この不平等は世代間で再生産され、より拡大していく。
(3)この不平等を是正するために、資産への課税強化を、グローバルに行うべきだ

ということだった。日本でも格差が世間の感心事になっているので、売れるのは分かるし、僕自身、もともと、「機会の平等がないというのは、とっても不公平だと思う」という気持ちを強くもっていたので、思うことがかなりたくさんあった。

Mankiwなんかは、(3)には否定的みたいだ。

さらに、AEAのこんな頁とかで、たくさん議論されている。
https://www.aeaweb.org/webcasts/2015/index.php


(2015/3/10追記)
アマゾンの商品説明の転載は、利用規約違反という指摘をアマゾンからうけたので、削除しました。

2015年1月17日土曜日

『鈴木敏文のセブン-イレブン・ウェイ 日本から世界に広がる「お客さま流」経営 (Japanese Edition)』by 緒方 知行の読書感想

鈴木敏文のセブン‐イレブン・ウェイ 日本から世界に広がる「お客さま流」経営
鈴木敏文のセブン‐イレブン・ウェイ 日本から世界に広がる「お客さま流」経営
とっても勉強になりました。心に刺さった言葉をいくつか。kindleで読んだため、頁は不明。

「我々の最大の競争相手は、同業の他社・他店ではない。変化するお客さまのニーズこそ、最大の競争相手である」  この言葉に、鈴木の考え方のすべてが凝縮されている。世の中の変化に対応・適応できなくなったものは、いかなる過去の強者・覇者といえども滅んでいく。変化対応こそが、商売と経営のすべて
どんどんワガママになっていくお客さまの要求に対して、自分を変えることによって、これを合理的に受け入れられるようにすること、それがイノベーションである
精度の高い発注を担っていくのは、個々の店の顧客接点現場で働く人たちなのである。  



コンビニ業界、どこまで成長するんでしょうか。

2015年1月13日火曜日

『MAKERS―21世紀の産業革命が始まる』byクリス・アンダーソンの読書感想

MAKERS―21世紀の産業革命が始まる
MAKERS―21世紀の産業革命が始まる

以前読んで、ブログで読書感想を書く時間を割けなかった本。めっちゃ面白いです、これ。内容を僕成りに咀嚼してまとめると、


  1. ものづくりは莫大な設備投資が初期投資として必要で、ものづくりをしようと思ったら、専門集団に発注するしかなkった。
  2. 3Dプリンターや、クラウドファンディングで、ものづくりを一般市民も気軽くできるようになってきた。
  3. ものづくりのハードルがさがって、市民権を得るようになってきた。
  4. 気軽なアイディアを、気軽なコストで試作して、大量生産できるようになってきた。
という感じです。製造業を専門とする当社としては、「プリンターが家庭に普及したけど、キンコーズみたいな専門企業がなくなったわけではない」という事実を参考に、進むべき道を決めたいと思います。はい。

『本好きのためのAmazon Kindle 読書術: 電子書籍の特性を活かして可処分時間を増やそう! 』by和田稔の読書感想

本好きのためのAmazon Kindle 読書術: 電子書籍の特性を活かして可処分時間を増やそう! AmazonKindle術シリーズ
本好きのためのAmazon Kindle 読書術: 電子書籍の特性を活かして可処分時間を増やそう! AmazonKindle術シリーズ

勉強になった。読書に対するスタンスを変えてくれそう。いい本でした。

というわけで、ポイントは、紙と電子書籍のそれぞれのいいところをいかして、両方の読み方を併用しましょう、というお話でした。加えて、あまり知られていないキンドルの機能を丁寧におしえてくれて、大変勉強になった。

例えば、


  • my kindle : どういう本を買って、どの端末に配信しているかの管理ができる。
  • アカウントサービス › 注文履歴を見る : どういう本を買って、どの端末に配信しているかの管理ができる。
  • https://kindle.amazon.co.jp/ :ハイライトの履歴、SNSへの投稿、など。


の三つが、独立した頁として存在しているなんて、知らなかった。統合してください、アマゾン様。

三つ目の、ハイライトの履歴をコピペできるのが、助かる。ブログとか書く時に、効率的に記事を書ける。

というわけで、本書を読んで読書量は増えそうです。ありがとう、著者様。


(2015/3/10追記)
アマゾンの商品説明の転載は、利用規約違反という指摘をアマゾンからうけたので、削除しました。

『年収は「住むところ」で決まる 雇用とイノベーションの都市経済学』byエンリコ・モレッティの読書感想

年収は「住むところ」で決まる  雇用とイノベーションの都市経済学
年収は「住むところ」で決まる 雇用とイノベーションの都市経済学
これはやばい。地方創世が叫ばれるこのご時世、僕がこの本から学んだことを列挙すると、


  1. トヨタの工場を誘致すると、近くにイオンが出来る。しかし逆は起こらない。だから、トヨタの工場を誘致することが、その街にとって、決定的に重要である。
  2. 地方創世という視点からいうと、いかにトヨタの工場を誘致するかが、決定的に重要である。イオンの誘致は、あとから自然とついてくる。
  3. アメリカでは、「トヨタの工場」ではなく、「グーグルやアップルやフェイスブックやアマゾンの本社」を誘致することが重要になってきている。これは、グローバル化の当然の帰結である。
  4. トヨタの工場にしろ、グーグルやアップルやフェイスブックやアマゾンの本社にしろ、グローバルにビジネスを展開する会社を誘致し、雇用を生むことが、その街にとって、決定的に重要である。
  5. トヨタ、グーグル、アップル、フェイスブック、アマゾン。これらの会社を誘致できた街と、誘致できない街を比べると、地元のレストランのウェイターや美容師の給料は、前者の方が高い。これは統計的事実である。
  6. 「先進国」VS「新興国」の格差より「トヨタ、グーグル、アップル、フェイスブック、アマゾンを誘致できた街」VS「誘致できなかった街」の格差の方が開いてきている。
  7. 「アメリカVS中国」ではなくって「シリコンバレーVSニューオーリンズ」の方が格差が大きい。
  8. 日本で考えると、「日本VSタイ」より、「東京VS地方都市」の方が、格差が大きい。
  9. 優秀な人材が集まる街では、優秀でない人材の給料もあがる。給料は、学歴よりも、どこに住むかで決まる。自分が住む街に、優秀な人材がどれだけいるかが、あなたの給料を決める。
  10. 優秀な人材が近くにいると、乗数効果、経済連鎖が大きい。
けっこう衝撃的だったけど、よく考えたら当たり前のこと。地方都市は、いかに優秀な人材をひきつけて、優れた業績の会社を誘致するかを考えるべき。

『挑戦への道』by永守重信の読書感想

脱原発を決めたドイツの挑戦 再生可能エネルギー大国への道<脱原発を決めたドイツの挑戦 再生可能エネルギー大国への道> (角川SSC新書)
脱原発を決めたドイツの挑戦 再生可能エネルギー大国への道<脱原発を決めたドイツの挑戦 再生可能エネルギー大国への道> (角川SSC新書) 

日本電産の創業社長の永守重信さんが、社内向けに書いた本。機会あって読んだけれど、その内容は、

『日本電産永守イズムの挑戦』

とかなりかぶるようだ。しかし共感することが非常に多いので、何度でも永守本は読める。いくつか印象に残った言葉を、改めてメモ。

  • 一番以外はビリと一緒
  • small is beautifulという考え方は俺にはない
  • 優秀な人材の共通点は、「食事が早い、声が大きい、出勤が早い」
  • 日本は資源が乏しい。製造業などで付加価値を高める必要がある。ものづくり会社を健全に経営するとは、国にとってものすごい貢献である
  • いい仕事はキレイな職場で作られる

すごいエネルギー。



2015年1月4日日曜日

『経済学を学ぶ』by岩田規久男の読書感想

今年は頑張って本読んで、ブログに読書感想を書いて、知識更新&脳内整理に努めます。

というわけで第一弾。

経済学を学ぶ (ちくま新書)
経済学を学ぶ (ちくま新書)


1984年の本らしいけど、とってもいい本。むかし、こういう経済学の本が好きでたくさん読んでたけど、ここ最近はさっぱり読まなくなってしまった。

自動車業界が日本経済をリードしていて、自動車が売れるようになると自動車メーカーが設備投資をたくさんするから、その設備機械(FA装置とか工場ラインとか)を作る業界が潤って、業績がよくなって、ボーナスとかも増えて、所得が増えて、従業員がお金をたくさん使うようになるから、消費が増えて、それでまた景気がよくなって・・・という乗数効果が存在する、とかいう説明を読んで、この本を書いてから30年たった今は、この乗数効果がかなり低下したんだろうなと思った。乗数効果のtime-varying推定とか面白そう。で、その時変性が、財政金融政策当局へのフィードバックにもなりそう。

円安でJカーブ効果が消失した、なぜなら地産地消化しているから、とか言われているが、この流れは今後どうなるんでしょうか。そういえばグローバル化で地産地消とか言うが、日本に比較優位があるビジネスならば、国内に残って輸出するんじゃなかろうか。

話それるけど、こういう本で景気の話をするときは、決まって自動車業界とか家電業界とかの話から始まる気がする。イオンとか、美容室とか、レストランの話からは始まらない。乗数効果を考えるなら、自動車業界からイオンみたいな小売業界への乗数効果が大きく、逆は小さいからだろう。小さいというか、無いかもしれない。

そう考えると、さらに話はそれるけど、地方都市が一生懸命工業団地に大手メーカーの工場を誘致しようと、優遇税制を設けるのはよく分かる。トヨタの工場を誘致できれば、その地方都市にはイオンが勝手にできるけど、逆は起こらないから。

国内の美容室は中国の美容室とは競争にさらされていないので、イノベーションも起きにくいし、生産性もおそらくそれほど高くない。高くないし、昔から生産性はほぼ一定なんだろうなと思う。自動車は違う。世界中に競争相手がいて、つねにイノベーションを起こし続け、生産性を高め続けないと、生きていけない。それが「継続的カイゼン」なんだろうと思う。

「継続的カイゼン」って、でも、大変よね。みんなで頑張るしかないな。

『インビジブルハートー恋におちた経済学者』とかもあわせておすすめ。

2015年1月2日金曜日

今年の抱負とか

1.何事も健康が大事。BMI22±2を常にキープ。(59kg~63kgくらい)

2.息子二人(3歳と1歳)が猛烈な勢いで成長しているが、その成長スピードに負けない。今日出来なかったことを、明日出来るようになる努力を常にしよう。

3.日本経済の成長に寄与する。日本は戦争しない平和な国。経済で頑張るしかない。


・・・と、昨年と同じですね。あとは、

・ゴルフで90を切りたい
・もうちょっと読書記録をブログで付けて、思考の整理をしたい

とかですかね。







2015年1月1日木曜日

2015

あけましておめでとうございます。

今年はもうちょっと読書記録をブログで残して、思考の整理に努めたいです。慢性的に時間がなくて、つらいです・・・。

時間をつくるには、何かをやめないといけませんね。経営と一緒です。何をやるかじゃなくて、何をやらないか、が重要。資源(時間)は限られているので。

というわけで、やめること
・つまらない人との会話
・部下に任せられるはずなのに、いろいろと自分でやる
・take before giveな態度をとってくる人との面会
・しょうもないメールに返信(迷惑メール扱いしよう。)

あと、もうちょっと投資をしようかなと。せっかくこれだけ金余りな時代だし。自分のところにキャッシュためててもしょうがないな、と。

それと、自分の耳に痛いことを直言できる人材の登用かな。
今年もよろしくお願いします。がんばります。